島根半島の西端に位置する日御碕神社。
「日沉宮(ひしずみのみや)」と「神の宮」という二社からなり、両本社を総称して『日御碕神社』と呼びます。
「神の宮」には素盞嗚尊(すさのおのみこと)、「日沉宮(ひしずみのみや)」には、神話の中で素盞嗚尊の姉とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。
実はこの日御碕神社、その歴史のひとコマに、隠岐と深くかかわる、ある物語が刻まれているのです。
明治の文豪ラフカディオ・ハーン、小泉八雲の著書『知られぬ日本の面影』(第十二章 日ノ御崎にて)の項にも、「哀れにも恐ろしい話」として書かれているその物語を、今回はご案内します。
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